一泊二日北海道の旅(ドッキリ)

本当のことは言っちゃダメです。
適当に、ご飯を食べようとか言って、言いくるめるんです。
それで17時30分に品川駅で待ち合わせます。
彼女はバーバリーのマフラーに、キャメルのコート。
僕を見つけて満面の笑みを浮かべたりなんかして。
当たり前のように手を繋いで電車に乗ります。
行き先はもちろん「羽田空港」です。
計画が彼女に感づかれていても気にしちゃダメです。
18時30分発の飛行機で札幌へ向かいます。

彼女とは付き合ってまだ一ヶ月くらいです。
彼女は外資系に勤めていて、大きな仕事がようやくひと段落したところみたいです。
だからチャンスはここしかないんです。

12月の札幌は見事に雪が積もっています。
東京ではちょっとお目にかかれないくらいの雪の量です。
あまりの寒さにびっくりして二人で肩を寄せ合います。
それであらかじめ予約していたホテルにチェックインします。
ホテルは札幌駅からすぐのところにあります。
21時もとうに過ぎて、お腹を空かした僕らは、適当に目についた寿司屋に入ります。
寿司屋は飛び込みで入ったわりにはいい店で、彼女のテンションがすごく上がってるのがわかります。
お酒なんかも進んじゃったりして。
その後、夜の札幌の街を腕を組んで歩きます。
さっきまで東京にいたのに、今はこうして札幌の街を歩いているなんて、なんか不思議な気分です。

ホテルには各部屋に乾燥機付きの洗濯機が備わっています。
僕らは下着なんかを洗濯機に放り込んで、まったりとお風呂に入ります。
彼女もこのホテルを気に入ってくれたみたいです。

次の日は車を借りてドライブします。
慣れない雪道に僕らは悪戦苦闘します。
でも空は晴れ上がって、見事に真っ青です。
気になるお店には全部寄ります。
食べ過ぎて僕も彼女も、お腹がはちきれそうです。
帰りの飛行機は20時なのでたっぷり遊べます。
余った時間、最後に空港でラーメンを食べます。
お土産を買います。
帰りの飛行機で彼女はあっというまに眠ってしまいます。
それで彼女の寝息を聞きながら、僕もゆっくりと眠りの世界に落ちるんです。

おとぎ話のようなデート

まるでおとぎ話のようなデートを一度くらいしてみたいなと思います。もちろん彼女はおとぎ話の世界から抜け出してきたお姫様のような絶世の美女です。

そんな私にとってのお姫様とのデートはすべて馬車に乗って移動します。馬を操るのは執事のようないで立ちをした上品な老人で、舞台はどこか海外の静かな田舎町です。辺りにはのどかな田園風景が広がっていて、可愛らしい三角屋根の家やさらに可愛らしい羊などの動物も点在しています。そんな中を馬車に乗って彼女とおしゃべりをしながらのんびりと散策を楽しむのです。

そしてそのまま散策をしていると、キラキラと水面の輝く海に到着します。この海にはとある伝説があって、ここで恋人と二人願い事をするとその願いが叶うというのです。

そこで私と彼女は互いに見つめ合いながらずっと一緒にいられるようにと願うのです。するとその直後、海面に小さな魚たちが飛び跳ねるのが見え、さらにはイルカたちが集まってきます。そのイルカたちはくるくると円を描いたり飛び跳ねたりして、まるで私と彼女の愛を祝福してくれているかのようです。

そこで私と彼女はそんなイルカたちに誘われるように波打ち際に近づいていくと、なんと一匹のイルカが背をこちらに向けてジッとしているのです。これは私たちに背中に乗れと言ってくれているのではないかと、恐る恐るイルカの背にまたがってみると、次の瞬間そのイルカが海に向かって泳いでいくのです。もちろんその背には私と彼女を乗せたままです。

でもイルカは海中に潜ることなく、上手に私と彼女を背に乗せたままスイスイと泳いでいき、さらに周りにいるイルカたちも同じ速度で泳いでくれるのでした。なので私と彼女はいつの間にかイルカたちと共に大海原をデートすることになったのでした。

こうして小一時間ほどイルカたちと共に海の散歩を楽しみ、最後はちゃんと陸までイルカたちが連れてきてくれ、とてもステキなひとときを過ごすこととなったのでした。

こんなおとぎ話のようなデートが私の理想で、その時彼女がお姫様であるだけでなく、私自身も気分は王子様なのでした。

誰もが羨む彼女とクルージングデート

私が考える理想のデートは、まず人でごった返す場所で待ち合わせることから始まります。例えば駅前の目印になりそうな銅像前で彼女が私を待っているのです。

この彼女は大勢行き交う人々の中でも美しさが際立っていて、その場所では一際目立っています。なので男はもちろんのこと同じ女性からも注目されていて、誰もが彼女の姿を振り返ります。そんな人々が考えることはみんな一緒で『こんなきれいな女性の待ち合わせる相手はどんなやつだ?』というものです。

そんな中、颯爽と私が現れ、私の姿を見てそれまで無表情だった彼女の顔がたちまち満面の笑みになります。そして大勢の人が注目する中、私と彼女はその場を後にするのでした。この時、とくに男性陣は私に対して羨ましそうな眼差しを向けていて、私はというと美しすぎる彼女を隣にして鼻高々です。

さてそこから彼女を連れて私はヨットハーバーに向かいます。ここには私の所有するクルーザーがあって、それに彼女を乗せてクルージングを楽しむのです。もちろん操縦するのは私で、青い海に青い空、そして心地よい風の中、誰にもジャマされない海デートの始まりです。

沖まで出たら操縦をいったん止めて、彼女と二人でのんびり釣りをしたり、クルーザーに備え付けのミニキッチンで彼女の手料理を食べたりとします。この時の彼女はすでに水着姿で、薄っすら日焼けしてスタイルの良い彼女をただ眺めているだけでも私としては十分満足です。

でもそんな彼女をじっと眺めていると「あんまり見ないでよ」なんて恥ずかしそうに顔を赤らめて、それがまた可愛かったりなんかして、とにかくきれいで可愛くて料理上手でスタイルも完璧、そんな彼女が私の恋人なのですからたまりません。

こうして昼の明るいうちから夕方まで海デートを楽しんだ後はヨットハーバーまで帰ってきて、今度はそこから夜の海と星空を二人で眺めつつ、シャンパンなんかを飲みます。そうして酔った彼女を家まで送り届けて、私が帰ろうとすると「帰らないで」と彼女に引き止められてそのまま彼女の部屋で夜を明かすというわけでした。

もちろんこれはすべて妄想ですが、いつかそんな理想の彼女をゲットしたいものです。

とびっきりの美女とロマンティックな船の旅

まだ学生の私だけど、実はとびっきり美人な年上の彼女がいます。なんてたって職業はキャビンアテンダントなのですから、その容姿はもちろんのこと内面だって完璧、おまけに英語もペラペラで自慢の彼女なんです。

そんな彼女なので普段は忙しく学生の私とデートをする時間はなかなかありません。でもその代わりたまにデートするときは、私にべったりくっついて離れてくれないほどです。

そんなデートの中でも一番思い出深かったのは、大型客船に乗って世界一周旅行をしたときのことです。費用をほとんど彼女に出してもらったんだけど、本当にすばらしい海の旅でした。

船内にはプールを始めとして、カジノ施設にコンサートホール映画館なんかもあって、約三ヶ月ほどの旅の間、退屈する暇などまったくなかったくらいです。ときには彼女とプールデッキで一日をのんびり過ごし、時には二人揃って正装をしホールでダンスパーティーを楽しみ、またあるときはカジノで一喜一憂したりとしたものでした。

普段はなかなか仕事でゆっくりする暇もない彼女だし、いつもは飛行機ばかり乗っているので私以上に彼女はおおはしゃぎしていたように思います。

ただし彼女の美貌に惹かれた他の客がしょっちゅう彼女に色目を使ってきたりちょっかいをかけてきたりするのだけは参りました。もちろん私に心底惚れている彼女ですから、私以外の男になんて見向きもしないのですが、私という恋人がいると分かっていてさえちょっかいをかけたくなるほどの美貌だということなのでしょう。

またそんなちょっかいをかけてきた男の中にはなんとその船専属のバンドマンなんかもいました。このバンドマン最初はしつこくアプローチしていたのですが、彼女が私という恋人がいることを伝えると悪いと思ったのか、仲間を携えて私と彼女のためだけにフルオーケストラで一曲演奏してくれたなんてこともありました。

そんな小さなハプニングもありつつ、船の旅で私と彼女は改めてお互いの愛情を確認できたのでした。とかなんとか実際にそんなちょっと年上の超美人な彼女がいたら最高なんですが、残念ながらすべて私の妄想なのです。